用語辞典

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SARVH サーブ

一般社団法人私的録画補償金管理協会。
録画機器や媒体の購入者が支払った私的録画補償金をメーカーなどから徴収し、権利者に分配していた団体。1999年3月1日設立。著作権思想の普及活動なども行っていた。
日本音楽著作権協会、シナリオや脚本家、放送局や映画製作者の団体などからなる私的録画著作権協議会のほか、日本芸能実演家団体協議会および日本レコード協会で構成されていた。

株式会社東芝(以下東芝)は、2009年アナログチューナー非搭載DVD録画機器を発売したが、この機器は私的録画補償金支払対象機器ではないとして、補償金を製品の出荷価格に上乗せして徴収する協力を拒否した。そのため、SARVHは東芝に対し補償金の支払いを求めて訴訟を提起したが、2012年最高裁がSARVHの上告を棄却したことでSARVH敗訴の控訴審判決が確定し、私的録画補償金制度は事実上機能しない状況に至った。その結果、SARVHは2015年3月末を持って解散した。

英: Society for Administration of Remuneration for Video Home Recording

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