
今回は、社団法人日本音楽事業者協会、社団法人音楽出版社協会、社団法人音楽制作者連盟の音楽業界3団体で構成する日本音楽団体協議会(音団協)が3月に発足させた新たなプロジェクト「sync music japan(シンクミュージック・ジャパン)」も参加・連携し、日本の音楽マーケットを世界規模に拡大して行くための動きが加速している。
7月1日から4日まで開催された2010年の現地を松武秀樹CPRA広報委員長/JSPA会長が視察した。
JAPAN EXPO開催の背景
フランスにおいて未紹介だった日本の「漫画」「アニメ」「オタク」「同人(日本ではコミケ:コミックマーケット、マンガ同人誌即売会)」さらには「伝統文化」を紹介するイベントからスタートし、開催するたびに来場者が増加していった背景には、出展者、パートナー、企業、ゲストとの連携、そして95,000平方メートルという広々としたパリノールビルパント展示会会場の魅力にもある。EU最大のJAPANカルチャーフェスティバルとして、SEFA EVENT社は、昨年日本外務省より「外務大臣賞」を受賞した。
会場レポート
JAPAN EXPOは大きく分けて4つの分野に分類されている。1番目が「MANGA(マンガ)」であり、この分野には玩具とマーチャンダイジング、アニメ、スポーツや武術などが含まれる。

今回そのすべてを網羅できたかというと、あまりにも多い来場者のためすべてのブースは視察できなかったが、餃子(饅頭)や焼そばを食べながら楽しんでいる人、時間制限ありの有料マンガ読み放題コーナー、最新のゲーム(3D)紹介コーナー、携帯端末機へのマンガ配信、そして日本のコミケでおなじみの同人誌コーナー、アニメ主人公になりきるコスチューム・アイテム販売コーナーなど、たいへんな賑わいを見せていた。
日本からの出展者の中で今回、初めて出展したドワンゴは「ニコニコ生放送」で来場者のコメントをリアルタイムで放送し、コメントリアクション(ほとんどは日本から)がすぐあるコンテンツにびっくりしていたのが印象的であった。

日本政府からは外務省(国際交流基金)、文化庁(メディア芸術祭)、経済産業省(JAPAN国際コンテンツフェスティバル<コフェスタ>、観光庁(ビジット・ジャパン)の4省庁連携企画を会場内各所で紹介し、ブースでの賑わいをみせていた。
このようなEU各国から集まる日本文化を支持する若者たちを、上記4省庁は今後連携して、日本カルチャーをより一層推進する母体になってもらいたいとつくづく感じた4日間の視察となった。

(取材・写真 松武秀樹)


